中国時代劇タイムスリップロマンスの原型を作った良作。リウ・シーシーの演技と九王奪嫡の歴史的スケールは今も魅力的だが、2011年制作ゆえのグリーンスクリーン映像の粗さと終盤の駆け足感は現代の視聴者には正直きつい部分がある。
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胸キュン 7/10
9人の皇子それぞれとの関係性が丁寧に描かれ、誰との場面でも異なる胸キュンが存在する。メインCPよりもサブCPに刺さる視聴者が続出する多彩な恋愛描写が魅力。
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笑い 3/10
序盤の現代娘らしい天真爛漫なやり取りに笑える場面はあるが、中盤以降は皇位争いの緊張感が全体を覆い、コメディ要素は後退する。
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癒やし 5/10
前半の宮廷生活の穏やかな場面には癒やし成分があるが、後半になるほど切なさと重さが増す。最終的にはどちらかというと感傷的な余韻の強い作品。
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感動 7/10
歴史の残酷さと個人の感情が交差する終盤の展開は感動的。特に皇子たちが次々と運命に飲み込まれていく描写には胸に刺さるものがある。
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スリル 6/10
九王奪嫡の結末を知る主人公が何を選ぶかという独自の緊張感はあるが、宮廷謀略そのものの密度は後発の作品と比べると薄め。
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痛快 5/10
歴史に沿った展開ゆえカタルシスよりも「抗えない運命」への諦念が前面に出る。爽快な逆転劇よりも切ない余韻を求める視聴者向け。
Streaming
Story
現代の女性・張暁は交通事故をきっかけに意識を失い、目覚めると18世紀清朝・康熙帝の時代に宮女として生きる若曦となっていた。歴史の結末を知る彼女は、後の皇位争い”九王奪嫡”に関わるイケメン皇子たちと次第に深い絆を結んでいく。しかし知識と感情の狭間で揺れる若曦に、残酷な運命が立ちはだかる。中国版タイムスリップ宮廷ロマンスの元祖。
Highlights
- 9人の皇子という多彩なロマンス
飲み仲間・親友・保護者・恋人と、若曦が皇子それぞれと異なる関係を築いていく描写が繊細。誰もが魅力的なキャラクターを持ち、誰に感情移入するかで作品の見え方が変わる。 - 九王奪嫡という史実の政治劇
清朝史上最大のスキャンダル「九王奪嫡」を背景に持つことで、単なるロマンスを超えた歴史ドラマとしての骨格がある。歴史の結末を知るヒロインが何を選ぶかという緊張感が全編を貫く。 - 後の大俳優たちの若き日のアンサンブル
放送当時は若手だった皇子役の俳優たちが、その後中国・台湾エンタメ業界を代表する大スターに成長している。今見ると豪華な顔ぶれと知って驚く”発掘の楽しみ”がある。 - リウ・シーシーの繊細な成長演技
勝ち気な現代娘から、時代の価値観に適応しつつ芯を保つ女官へと変化していく若曦の成長を、リウ・シーシーが仕草と目線だけで表現する。撮影当時24歳の彼女が30代を違和感なく演じた力量は特筆に値する。 - 韓国リメイク「麗」との比較で二倍楽しめる
原作として2016年に韓国でリメイクされた「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」と見比べることで、同じ物語が文化的文脈によってどう変わるかが分かる。中国版のほうがセリフと会話劇中心の淡々とした味わいがある。
Reviews
良かったという声
- 初めて見た中国ドラマがこれで、華流にハマるきっかけになった作品。清朝・九子奪嫡・タイムスリップという要素が上手く絡み合っており、35話があっという間だった。皇子それぞれの個性が際立っていて誰推しになるか悩む。
- 演技が素晴らしい。特に若曦を演じるリウ・シーシーが、年を重ねるごとに落ち着きを増す変化を姿勢や目線で表現しており、30代を演じているとは思えないほど自然。皇子たちそれぞれが感情を持って泣けば一緒に泣けるほどキャラが立っている。
- 軽いラブコメだと思って見始めたら、想像よりずっとしっとりとした歴史ドラマだった。韓国ドラマより淡々と話が進む中国ドラマ特有の余白があり、後半になるほど切なさが積み重なって最終話では感情が溢れた。
- 登場する皇子全員が後に大スターになった人たちだと知って2周目を視聴した。「あ、この人があの役か」と発見する楽しさがあり、豪華な顔ぶれを今の目で見られる贅沢な一本。OST(主題歌)の美しさも絶品。
- 「麗」の原作と知って視聴したが、中国版のほうがセリフのやり取りに深みがあり、歴史を俯瞰する視点がしっかりしている。弁髪に最初は違和感があったが、数話見ると気にならなくなり話の面白さに引き込まれた。
悪かったという声
- 2011年制作ということで映像品質の古さは否めない。特に馬に乗るシーンのグリーンスクリーン合成がかなり粗く、没入感が一気に削がれる。近年の中国ドラマに慣れていると映像技術の差は気になる。
- 第四皇子への感情移入がしにくい。第八皇子との間に明らかに楽しそうな時間を過ごしていたヒロインが、なぜ第四皇子を選ぶのかが説得力不足に感じた。恋愛の転換点がもう少し丁寧に描かれていれば。
- 作品の後半は終盤の急ぎ足感が気になった。序盤から中盤にかけての丁寧な人物描写と比べると、各キャラクターの結末の描き方がやや雑で、感情の整理がつかないまま終わった印象を受けた。
- 現代では不快に感じる価値観が随所に出てくる(妃嬪制度・皇子への絶対服従など)。タイムスリップした現代女性がその価値観に馴染んでいく過程に、ときどき違和感を覚えた視聴者も多い。
For You
- 中国ドラマ入門として見やすい作品を探している人
- タイムスリップ×歴史ロマンスが好きな人
- 韓国ドラマ「麗」を見て原作が気になった人
- 清朝・九王奪嫡の歴史に興味がある人
- 切ない恋愛ドラマで泣きたい人
Cast
About
| 原題 | 步步驚心 |
|---|---|
| ジャンル | ロマンス、古装ドラマ |
| 話数 | 35話 |
| 放送局 | 湖南衛視 |
| 本国放送 | 2011年9月10日 〜 2011年12月3日 |
| 日本配信 | 配信済 |
| 視聴率 | 最高視聴率2.32%・平均1.84% |
| 監督・演出家 | リー・クォックリー(李国立) |
| 脚本家 | ワン・リージー(王莉芝) |
| 制作会社 | 唐人電影制作有限公司 |
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