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似顔絵から、犯人の心の奥まで描き出す

猟罪図鑑Ⅱ 猎罪图鉴2

総合おすすめ度
★★★★★ ★★★★★ 3.3

前作の完成度を期待すると、はっきり落差を感じる続編。似顔絵で人物像を絞る手順の妙が減り、主人公の直感頼みの解決が増えた。動機の読めない犯人も多く、事件ものとしての満足度は落ちている。それでもタン・ジェンツーの芝居と、事件の裏にある人の事情を拾う姿勢は健在。相棒2人の関係を見届けたい人向け。

  • 胸キュン 2/10

    恋愛描写はほぼない。男女の色恋より、事件と相棒関係に振り切っている。

  • 笑い 2/10

    笑いを取りにいく場面は少なく、終始張り詰めた空気のまま進む。

  • 癒やし 3/10

    救いのある事件回もあるが、猟奇的な題材が続くので癒やしとは遠い。

  • 感動 6/10

    被害者と遺族の事情に踏み込む回があり、事件の後始末まで丁寧に描く。

  • スリル 7/10

    似顔絵から人物像を絞る過程と、全編を貫く少女の謎が集中を切らさない。

  • 痛快 4/10

    動機が腑に落ちない事件が多く、解決しても晴れない。最終話も引きで終わる。

Streaming配信情報

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Storyストーリー

人の顔を描けば、その人が歩んできた人生まで見えてしまう。似顔絵捜査官のシェン・イーは、そんな特異な目を持つ男だ。北江分局に戻った彼を待っていたのは、かつて何度もぶつかり合った刑事隊長ドゥー・チョン。ふたりは再び組み、連続殺人から遺伝子をめぐる事件まで、一筋縄ではいかない9つの事件に向き合っていく。ところが捜査を重ねるうちに、シェン・イーの夢に「赤い服の少女」が繰り返し現れるようになる。その面影は、彼自身の記憶の底にあるものとつながっているのか。人の顔から心を読む男が、自分の心の闇と向き合う続編。

Highlights見どころ

  • 似顔絵捜査官という主人公
    シェン・イーの仕事は、目撃者の記憶や骨から人の顔を描き起こすこと。実在する「模擬画像師」という職業がベースになっている。顔のパーツひとつから性格や生い立ちまで推し量る作業を、じっくり見せるのがこのシリーズの土台だ。
  • 全28話で9つの事件を追う
    1つの事件をおよそ3話で描く連作形式。前作の20話から28話へ増え、扱う題材も連続殺人や遺伝子操作まで広がった。1話45分でテンポよく切り替わるので、事件ごとに雰囲気が変わるのを楽しめる作りになっている。
  • 3年ぶりに戻ってきた顔ぶれ
    主演のタン・ジェンツーと、刑事隊長を演じるジン・シージャーが続投。前作で衝突しながら信頼を築いた2人が、今作ではどう距離を変えるのかが見どころになる。新たに加わる若手捜査員たちも、チームの空気を変えていく。
  • 夢に現れる赤い服の少女
    今作には、事件をまたいで続くもう一つの謎が仕込まれている。シェン・イーの夢に繰り返し現れる、赤い服の少女の姿だ。1話完結の事件を追いながら、その正体がじわじわと近づいてくる構成になっている。

Features作品の特徴

魅力ポイント

  • 骨だけの状態から顔を起こし、鉛筆を走らせながら被害者の人生を語り出す。タン・ジェンツーがこの場面に注ぐ集中が、シリーズの格を決めている。声の張り方も前作より抑えられていて、事件に飲み込まれていく男の危うさが表情ににじむ。演技を目当てに観る価値のある続編になっている。
  • 子どもが巻き込まれる話や、女性2人の関係を描く回に、この作品の体温が出る。犯人を捕まえて終わりにせず、残された人がどう生きるかまで拾う。むごい事件を並べながらも、どこかに小さな希望を残す。この後味の作り方が、猟奇ものが苦手な人でも観続けられる理由になっている。
  • 顔の描写が、ただの捜査手段で終わらない。整形で顔を変えた人物、記憶の中でゆがんだ顔、写真に残らなかった顔。「その人の顔とは何か」という問いが、事件ごとに形を変えて出てくる。犯人当てだけを目的にしていない分、1話ごとに残るものがある。

クセのあるポイント

  • シェン・イーの推理が、今作は直感に寄りすぎる。顔を一目見ただけで生い立ちも動機も言い当ててしまう場面が増え、超能力に近く見えてくる。前作にあった「観察を積み上げて絞り込む」手順の面白さは薄い。地道な捜査劇として期待すると肩透かしを食う。
  • バディものとしての手応えは前作より落ちる。シェン・イーが情緒不安定になり、ドゥー・チョンと仲違いしては単独行動に走る展開が繰り返される。2人が並んで事件を崩していく爽快さを求めていた人ほど、じれったさが残る。関係性の描写自体は濃いので、そこを楽しめるかで評価が割れる。
  • 犯人の動機に、飲み込みにくいものが多い。なぜそこまでするのかが最後まで腑に落ちない事件がいくつかあり、解決してもすっきりしない。事件の切れ味を求める人ほど不満が残るはずだ。人物の関係を見に行くつもりで臨んだほうが、この続編は楽しめる。
  • 最終話がきれいに終わらない。次のシーズンへ引っ張る形で幕が下りるため、28話を走り切ってもこの1作では完結しない。続きが作られる前提で観る覚悟がいる。長丁場を始める前に、そこだけは知っておきたい。

For youこんなあなたに

  • 前作『猟罪図鑑』を観た人
  • タン・ジェンツー目当ての人
  • バディの関係性を深く見たい人
  • 1話完結の事件ものが好きな人
  • 猟奇事件の重さに耐えられる人

Castキャスト

About作品情報

原題猎罪图鉴2
ジャンルクライム、サスペンス、ミステリー
話数28話
放送局iQIYI(愛奇芸)/テンセント動画
本国放送2024年12月10日 〜 2024年12月29日
国内VOD配信全話配信済(2026年3月4日〜)
視聴率豆瓣6.7点・累計有効再生15億回
監督・演出家リウ・シューチャオ
脚本家ジャン・ライ
制作会社Linmon Pictures(檸萌影業)/iQIYI・テンセント共同出品
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