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妖を狩る師弟。片方に妖の血が流れていた

妖(あやかし)の傘、霧雨の恋 一伞烟雨

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総合おすすめ度
★★★★★ ★★★★★ 3.1

画の強さで最後まで持っていくタイプの作品。傘と雨の使い方、衣装の色づかいには見るべきものがある。ただし脚本の粗さははっきりしていて、人物の感情が理屈より先に動く場面が何度も出てくる。本国の評価が伸びなかった理由もそこにある。物語の筋を詰めて追いたい人には向かない。雰囲気と切なさを浴びたい人向け。

  • 胸キュン 6/10

    傘の距離感だけで恋の進み方を見せる作り。ただし気持ちの変化が唐突に見える場面も多い

  • 笑い 3/10

    妖とのやりとりに軽い場面はあるが、笑いを狙った作りではなく印象にも残らない

  • 癒やし 2/10

    雨と灯りの画は静かだが、話そのものは終始張りつめていて安らぐ時間がない

  • 感動 5/10

    父の死をめぐる因縁が終盤に効く。ただし人物の掘り下げは浅いところで止まる

  • スリル 4/10

    妖にまつわる謎を追う筋はあるが、種明かしが早く驚きは長続きしない

  • 痛快 3/10

    妖を退治する場面は爽快だが、話が進むほど救いのない方向へ向かっていく

Streaming配信情報

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Storyストーリー

かつて天下一の妖退治の名手・李拾遺は、暴れる妖たちを一枚の秘宝の絵に封じ込めた。ところがその直後、李拾遺は自宅で殺され、絵も行方知れずになる。時が流れ、彼の娘・夢西洲は父のような妖退治の名手になることを夢見ていた。日々の稼ぎは、いわくつきの屋敷を売りさばく仲介業。そんな彼女の前に現れたのが、都の裁きを担う役所の役人・南鳳意だった。ひとつの事件をきっかけに、二人は師匠と弟子として組むことになる。互いに惹かれていく一方で、夢西洲の体に流れるもうひとつの血が、静かに目を覚ましていく。

Highlights見どころ

  • 妖を絵に封じる世界の設定
    原作はウェブ小説サイトで連載された同名作。妖を一枚の絵の中に閉じ込めるという仕掛けが物語の芯にある。脚本は原作者の陳小桃が自ら手がけていて、小説の空気がそのまま画面に持ち込まれている。
  • ユー・モンロンの古装ぶり
    南鳳意を演じるのはユー・モンロン。冷たい顔で職務をこなす役人が、弟子との距離が縮むにつれて表情をゆるめていく。古装作品を重ねてきた俳優で、この落差の見せ方が観どころになる。
  • 雨と傘で見せる画づくり
    題名のとおり、傘と雨が繰り返し画面に出てくる。油紙傘の朱色、霧のかかった水辺、灯りのゆれ。全24話と短めなので、こうした画の作り込みを一気に浴びる観方ができる。

Features作品の特徴

魅力ポイント

  • 朱色の油紙傘が、そのまま二人の距離をはかる道具になっている。相合傘の位置、傘を差し出す手つき、雨に濡れた肩。言葉で説明しない代わりに、傘の持ち方の変化だけで関係の進み方が伝わる。衣装と美術の作り込みは本作いちばんの強みで、画の美しさだけでも最後まで観られる。
  • 劇中の音楽が、感情の山をつくる役目を担っている。静かな場面で弦の音がすっと入り、次の台詞を待つ間が生まれる。派手な曲で盛り上げるのではなく、引き算で切なさを出すタイプ。物語の後半、言葉にできない感情が増えていく場面ほど、この効き方がはっきりする。
  • 師匠と弟子という肩書きから始まるのに、教える側が先に崩れていく。妖を狩る立場だったはずの南鳳意が、弟子の秘密を知ってなお手放せなくなる。上に立つ人物ほど不利になっていく構図で、よくある師弟ものの型からずれていく。この崩れ方が本作の芯にある。

クセのあるポイント

  • 感情の動く速さに、理屈が追いついていない場面がある。おびえていた相手に次の場面では甘えている、といった切り替わりが序盤から出てくる。本国では脚本のこの粗さが最も強く指摘された点で、人物の気持ちを順番に追いたい人ほど引っかかりやすい。
  • 主演二人の芝居は、表情の幅が狭いという指摘がついて回る。特に南鳳意は職務中の無表情が長く続くため、感情が動いているのかどうかが読み取りにくい回がある。声の芝居で補っている場面も多く、顔だけを追うと物足りなく感じる。
  • 結末は、後味の甘さを求める人には向かない。明るく終わる話を期待して観ると裏切られる作りで、ここで評価がはっきり割れる。切ない終わり方が好きな人には強く残る。全24話と短めなので、まず数話で世界観が合うか確かめてから続けるのが現実的。

For youこんなあなたに

  • 切ない結末が好きな人
  • 衣装と美術に浸りたい人
  • 短めの古装ドラマを探す人

Castキャスト

About作品情報

原題一伞烟雨
ジャンルファンタジー、ロマンス、古装ドラマ
話数24話
放送局愛奇芸(iQIYI)
本国放送2024年12月18日 〜 2024年12月24日
国内VOD配信未定・上陸待ち
監督・演出家麦田(マイ・ティエン)
脚本家陳小桃(チェン・シャオタオ)
制作会社北京麦田映画文化伝媒・愛奇芸
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