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後宮を生き抜く智恵と意志、一人の女の壮絶な半生

宮廷の諍い女 后宫·甄嬛传

総合おすすめ度
★★★★★ ★★★★★ 4.2

後宮ドラマの金字塔として中華圏で語り継がれる構造的傑作。スン・リーの演技は比類ないが、76話の長さゆえ中盤の山籠もりパートで失速し、複数のサブプロットが未回収のまま終わる粗もある。名作であるが「完璧な傑作」とは断言しにくい。

  • 胸キュン 5/10

    果郡王との純愛は切なく美しいが、主軸は恋愛より権力闘争。甘さよりも悲劇性が強く、胸キュンよりも胸が痛くなる作品。

  • 笑い 2/10

    全編にわたって緊張感が支配しており、ユーモアの挟まれる余地はほぼない。笑いを求める視聴者には向かない。

  • 癒やし 2/10

    主人公は次々と大切なものを失い続ける。見るたびにストレスが解消されるような作品ではなく、精神的に消耗する重厚さが特徴。

  • 感動 8/10

    封建社会の残酷さと女性の生きざまを正面から描いており、単なる宮廷バトルを超えた人間ドラマとしての深みは圧倒的。

  • スリル 9/10

    複層的な陰謀と伏線が76話を通じて張り巡らされており、見ながら「次の一手は何か」を考え続けさせる知的中毒性は中国ドラマ史上最高峰。

  • 痛快 8/10

    敵役が次々と因果応報を受ける展開は爽快だが、主人公自身も多くを失う苦い後味が残り、単純な痛快劇には収まらない複雑な余韻がある。

Streaming

Story

清の第5代皇帝・雍正帝が統治する18世紀。大理寺少卿の娘・甄嬛は意に反して後宮に召し上げられる。皇后と華妃が権力を二分する後宮の中で、陰謀と嫉妬の渦に飲み込まれていく甄嬛。天真爛漫だった少女は、裏切りと喪失を重ねるたびに変貌し、やがて誰よりも冷徹な戦略家となって後宮の頂点を目指す。全76話、一人の女性の壮絶な半生を描く大河ドラマ。

Highlights

  • 主人公の変貌とスン・リーの怪演
    入宮当初の純真さから、冷酷な策略家へと変わりゆく甄嬛の姿をスン・リーが繊細に体現。口紅の色が濃くなるほどに心が変わっていく視覚的演出も秀逸で、俳優の全力投球が見る者を圧倒する。
  • 重層的な宮廷権力闘争
    皇后派と華妃派に加え、個々の側室がそれぞれ思惑を持って動く構造は、単純な善悪図式を超えている。敵が次の瞬間に予想外の行動をとる緊張感が76話を通じて途切れない。
  • 「甄嬛学」を生んだ人心掌握の台詞
    登場人物の一言一言に含まれる策略や含意が中華圏で研究対象となるほど深い。中国では「甄嬛学」と呼ばれる社会現象を引き起こし、現代のビジネスシーンでも応用される処世術として語り継がれる。
  • 個性豊かな脇役たちの深みある造形
    敵役の華妃・皇后でさえ、背景にある葛藤や哀しみが丁寧に描かれる。クレジットだけで100名を超える俳優陣が一人も使い捨てにされない演出は、群像劇としての完成度の高さを示している。
  • 清朝後宮制度と衣装・美術の圧倒的な再現度
    実際の紫禁城でロケを敢行した美術と、清代の位階制度を忠実に反映した衣装・メイクの変化は、歴史ドラマとしての説得力を格段に高めている。視聴者に清朝史への興味を自然に芽生えさせる。

Reviews

良かったという声

  • 76話もあるから途中で飽きるかなと思っていたけど、全然そんなことなかった。主人公が賢くて芯が強いのでストレスがなく、策謀が激しくなるたびに口紅が濃くなっていく演出がじわじわ面白い。完走して本当によかった作品。
  • 76話全話を4回見たが、見るたびに新しい伏線に気づく。スン・リーはもちろん、華妃役のジャン・シンも皇后役のエイダ・チョイも素晴らしく、脇役を含めてアンサンブルの完成度が突出している。後宮ドラマの中でも別格の作品。
  • 中国版大奥と聞いて構えていたが、女性たちの感情の変化や人間の業の深さが丁寧に描かれていて、歴史ドラマを超えた人間ドラマになっている。初めて観た時はハラハラし、2周目は意地悪な側室たちにすら愛着が湧いてくる不思議な作品。
  • スン・リーが表情の微妙な変化だけで感情の変化を表現する技術は圧巻。純朴な少女から権謀術数の達人へと変貌する主人公の旅を丁寧に追う76話は、時間を費やす価値が十分にある。
  • 宮廷モノは食わず嫌いだったけど、気づいたら76話一気見していた。登場人物の人心掌握術や言葉の使い方が現実社会でも通用する智慧に満ちていて、単なる娯楽を超えた学びがある。中国で「甄嬛学」として研究されるのも納得。

悪かったという声

  • 後半の山籠もりパートが長すぎて失速感が否めない。宮廷の内外を行き来する構成自体は理解できるが、メインの権力闘争から離れる時間が長く、テンポが崩れる印象を受けた。
  • 雍正帝役の皇帝が見た目的にも演技的にも今ひとつで、なぜ主人公が彼に惹かれたのかが説得力を持ちにくい。イケメン俳優を起用した近年の中国時代劇と比べると、この部分だけが弱点として目立つ。
  • 76話はやはり長い。多くの脇キャラのエピソードが中盤で宙ぶらりんになったまま回収されず、76話を費やしたわりに消化不良な終わり方をするサブプロットが複数ある点は惜しい。
  • 中国版ではなく短縮された6話版をNetflixで先に見てしまうと、端折られすぎて人物関係が全くわからない。作品の真価を知るには76話版しかないが、その敷居の高さが間口を狭めている。

For You

  • 後宮ドラマ・宮廷劇が好きな人
  • 強くて賢いヒロインが見たい人
  • 中国の清朝史に興味がある人
  • 「エイラク」を見て物足りなかった人
  • 長編大河ドラマをじっくり楽しみたい人

Cast

About

原題后宫·甄嬛传
ジャンル古装ドラマ、時代劇
話数76話
放送局安徽衛視・東方衛視
本国放送2011年11月17日 〜 2012年1月28日
日本配信配信済
監督・演出家チョン・シャオロン(鄭暁龍)
脚本家流瀲紫(リウ・リエンズー)
制作会社北京同道影視文化有限公司

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