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一紙の婚書、嫁ぐは敵か味方か

莫離(モリ)〜離山に咲く復讐の花〜 莫离

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本国放送 2026年06月09日(火)
総合おすすめ度
★★★★★ ★★★★★ 2.9

原作の骨を抜いてしまった改編、という一点に批判が集中した作品。現代の考え方で古い決まりを崩す面白さが消え、ヒロインの危機は父の力であっさり解ける。権力争いの駆け引きも要約のように流れ、40話の長さだけが残った。それでも再生数は8億回を超えている。バイ・ルーの復讐芝居と、皇太后役の重さを目当てに観るなら。

  • 胸キュン 5/10

    互いに復讐を隠す夫婦という関係は面白いが、感情の積み上げは薄いまま進む。

  • 笑い 2/10

    終始重い復讐劇で、場を和ませる場面はほとんど用意されていない。

  • 癒やし 2/10

    一族の因縁と裏切りが続き、気を抜いて観ていられる時間がない。

  • 感動 4/10

    家族の因縁が土台にあるが、人物の内面より段取りの説明が優先されている。

  • スリル 3/10

    頭脳戦が要約のように飛ばされ、どう出し抜いたのかが画面に残らない。

  • 痛快 4/10

    復讐劇なのに決着が父親の力で片づき、自力で勝ち取る痛快さが弱い。

Streaming配信情報

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Storyストーリー

離山一族の血を引きながら、八年も山中に幽閉されていた尚書家の長女・叶璃。一通の婚書によって、両足が不自由とされる定王・墨修堯のもとへ嫁ぐことになる。同日、妹の叶瑩もまた礼王・墨景黎へと嫁いだ。表向きは穏やかに家を守る妻を演じながら、叶璃はかつて離山を陥れた者たちを一人ずつ追い詰めていく。だが夫・墨修堯もまた、誰にも知られぬ復讐心を胸に秘めていた。互いを欺き、疑い、しかし時に手を取り合う二人。表の宮廷と裏の陰謀、政略と本音が静かな湖に石を投じるように波紋を広げてゆく。

Highlights見どころ

  • 林玉芬監督が描く重厚な復讐絵巻
    『三生三世十里桃花』で名を馳せた林玉芬総監督が、復讐と権謀をテーマに重厚な世界観を構築。映像の質感、衣装の意匠、宮廷の陰影に至るまで、近年の女主古装劇の中でも頭一つ抜けたビジュアル設計が際立つ。
  • 夫婦そろって復讐者という二重構造
    ヒロインだけでなく男主・墨修堯もまた復讐者という設定が物語に厚みを与える。互いの正体を探り合いながら同じ寝室で暮らす緊張感、そして同じ敵を共有しつつも目的のすれ違いから生じる疑念。古装版バディの新しい形を提示する。
  • バイ・ルー × チェン・レイの双強CP
    『寧安如夢』『白月梵星』など復讐系大女主を演じてきたバイ・ルーが本領発揮。対する『云之羽』『大夢帰離』で実力派の地位を固めたチェン・レイが、車椅子の王爺を韜晦した戦神として演じる。顔面偏差値の高い古装組合に注目。
  • 一日二嫁の姉妹対比劇
    同じ日に同じ屋敷から二人の娘が嫁ぐという冒頭の構図が秀逸。姉が定王へ、妹が礼王へ嫁ぐことで、四つの権力が交差する盤上が完成する。家族でありながら敵対する立場に置かれる姉妹の関係性も、物語を駆動させる重要な軸となっている。
  • 騰訊S級プロジェクトの製作規模
    2025年星光大賞「最受期待劇集」、2026年酷云数娯「年度期待劇集」を放送前から獲得した期待度の高さは、テンセントのS級プロジェクトとしての投資規模を反映。撮影は2025年5月31日から10月11日まで約5ヶ月をかけて行われた。

Features作品の特徴

魅力ポイント

  • 皇太后を演じるドン・ジエが、画面の緊張をほとんど一人で作っている。取り調べの場で「引きずり出せ」と言い放つ一言に、まるで力みがない。声を張らないのに背筋が寒くなる。若い主演二人と並ぶと、その差がはっきり出る。ベテランの芝居を目当てに観ても損はしない作りだ。
  • 八年も山に閉じ込められていた娘が、婚礼の日から反撃を始める。嫁ぎ先では穏やかな妻を演じながら、一族を陥れた相手を一人ずつ追い詰めていく。しかも夫のほうも、誰にも言えない復讐を隠している。互いに正体を明かせない夫婦という組み立ては強く、設定を聞いた時点で先が気になる。
  • 本国の採点は伸びなかった一方で、再生数は全プラットフォーム合計で8億回を超えた。配信が終わった後も、テンセントの年間ランキングに名前が残っている。評価と数字がここまで食い違う作品はめずらしい。原作を読んだ人ほど、どこがどう変えられたのかを確かめる観方ができる。

クセのあるポイント

  • 原作でいちばん支持されていた仕掛けが、そのまま抜かれている。現代の考え方で古い決まりをひっくり返す、という筋書きが無くなった。代わりにヒロインの危機は、有力な商人である父の登場であっさり片づく。自力で勝ち取る話を期待して入ると、肩透かしを食う。原作既読ほど落差が大きい。
  • 権力争いの駆け引きが、ほとんど省略されている。一族の長老をどう手なずけたのか、その過程が飛ばされて結果だけが並ぶ。全40話もあるのに、肝心の頭脳戦が要約のように流れていく。そのうえ全体の進みは遅い。じっくり練られた宮廷ものを求めると、かみ合わないまま終わる。
  • ヒロインの見た目が引っかかる、という声が本国では特に多い。つけまつげが厚く、表情の細かい動きが読み取りにくい。髪型と化粧も役に合っておらず、疲れて見える回がある。相手役の王族も、無表情で高慢な芝居がほぼ一本調子だ。演技そのものより、作り込みの方向が観る人を選ぶ。

For youこんなあなたに

  • 濃厚な復讐劇が好きな人におすすめ
  • 古装×権謀の重厚な世界観を求める人
  • バイ・ルーの大女主役を観たい人
  • 夫婦バディものに惹かれる人
  • 美麗な衣装と映像美を堪能したい人

Castキャスト

About作品情報

原題莫离
ジャンルロマンス、古装ドラマ、時代劇
話数40話
放送局騰訊視頻(テンセントビデオ)
本国放送2026年6月9日 〜
国内VOD配信未定・上陸待ち
監督・演出家林玉芬;梁勝權;劉智君
脚本家趙娜
制作会社騰訊視頻;歆光影業
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