総合おすすめ度
犯人当てのドラマとして観ると、たぶん物足りない。真犯人の動機は薄く、中盤は同じところを回る。それでもこの作品が賞を集めたのは、娘を疑う父の顔をハン・ソッキュが最後まで崩さずに見せ切ったからだ。暗さと重さは相当なもので、4話あたりが山になる。人の心の揺れを見たい人に向く。
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胸キュン 1/10
恋愛の要素はほぼない。親子と事件だけで話が進む
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笑い 1/10
笑わせる場面はない。終始張り詰めた空気が続く
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癒やし 1/10
夜と屋内の暗い画が続き、心をほぐす場面がない
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感動 8/10
娘を疑う父の葛藤が主軸。終盤の食卓の場面まで積み上がる
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スリル 7/10
遺体のない殺人という入口が効き、嘘の見抜き合いが続く
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痛快 3/10
真相は判明するが動機が薄く、痛快さは残らない
Streaming配信情報
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U-NEXT都度課金月額目安(税込) 2,189円視聴する
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自分の娘を、犯人として疑えるか。国内一のプロファイラーであるチャン・テスに、その問いが突きつけられる。山小屋で大量の血痕が見つかり、遺体のないまま殺人事件として捜査が始まった。現場を洗ううちにテスがたどり着いたのは、高校二年の娘ハビンの影だった。ハビンは嘘が上手い。父の前でも眉ひとつ動かさずに嘘をつく。父として信じたい気持ちと、警察として詰めなければならない立場が、毎晩同じ食卓でぶつかる。長いテーブルの端と端に座った親子が、どこへ向かうのか。

Highlights見どころ
- 疑う父、嘘をつく娘
捜査する側とされる側が、同じ家に住んでいる。テスは職業柄、相手の言葉の矛盾を見抜いてしまう。その技術を、自分の娘に向けなければならない。犯人捜しより先に、親子が正面から向き合うこと自体が話の軸になる。 - ハン・ソッキュがMBC大賞
主演のハン・ソッキュは、この作品で2024年のMBC演技大賞に選ばれた。娘役のチェ・ウォンビンは同じ年の新人賞。さらに2025年の百想芸術大賞でも、テレビ部門の新人演技賞と演出賞を受けている。演技と演出の両方が評価された作品だ。 - 遺体のない殺人事件
事件は、山小屋に残された大量の血痕から始まる。ところが遺体が出てこないので、誰が死んだのかさえはっきりしない。全10話は韓国ドラマとしては短く、金曜と土曜の週2回で一気に畳んでいく構成になっている。
Features作品の特徴
魅力ポイント
- ハン・ソッキュは、背中と溜息だけで芝居をする。娘を問い詰めたあと、廊下で見せる一瞬の脱力がいい。取調室で相手を追い込むときの声の落とし方にも、父と警察官が同時ににじむ。感情を爆発させる場面より、こらえている場面のほうが強い俳優だと改めてわかる。
- 信じたいのに、証拠が娘を指す。この居心地の悪さを、逃げずに10話ぶん引っ張り続ける。子どもの嘘に気づいたことがある親なら、テスに自分を重ねてしまうはずだ。どこで踏みとどまり、どこで踏み込むのか。犯人当てより、この葛藤のほうが後に残る。
- 娘ハビンを演じるチェ・ウォンビンは、目を伏せない。嘘をつくときほど相手をまっすぐ見る芝居で、この子は何を知っているのかと観る側を落ち着かなくさせる。新人でありながら、ハン・ソッキュと二人で画面を持たせている。
クセのあるポイント
- 画も話も、とにかく暗い。夜と屋内の場面が続き、自宅の中まで取調室のような冷たさで撮られている。重い空気が最初から最後までほとんど緩まないので、4話あたりで手が止まったという人が少なくない。気楽に流し見できる作りではない。
- 中盤は、事件が同じところを回りはじめる。新しい手がかりが出ては消え、親子の押し問答が形を変えて繰り返される。全10話は決して長くないが、それでも足踏みしている感覚が残る。緊張を保ったまま走り切るには、もう少し詰めてよかった。
- 真犯人の動機が、事件の重さに見合わない。なぜここまでのことをしたのかという肝心の部分が、最後まで薄いままだ。父と娘の関係を描くことに力が注がれたぶん、事件そのものの決着では釈然としないものが残る。
For youこんなあなたに
- 親子の物語で泣きたい人
- ハン・ソッキュの芝居が好きな人
- 暗く重い心理スリラーが平気な人
Castキャスト
About作品情報
| 原題 | 이토록 친밀한 배신자 |
|---|---|
| ジャンル | サスペンス、スリラー、ヒューマンドラマ |
| 話数 | 10話 |
| 放送局 | MBC |
| 本国放送 | 2024年10月11日 〜 2024年11月15日 |
| 国内VOD配信 | 全話配信済(2026年8月1日〜) |
| 視聴率 | 最高9.6% |
| 監督・演出家 | ソン・ヨナ |
| 脚本家 | ハン・アヨン |
| 制作会社 | MBC/アセンディオ/ウッドサイド |