料理と美術で見せて、話の芯では見せられない作品。当時の記録から起こした献立や衣装の作り込みは確かで、画面はいつも華やかだ。ただ主線がぼやけ、主役2人がそろうほど場面の温度が下がる。『瓔珞』の続きを期待すると外すが、宮女たちの関係を眺める作品としてなら楽しめる。
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胸キュン 4/10
身分差の恋が軸ではある。ただ2人の距離が縮まらず、甘さは薄い
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笑い 3/10
軽い調子の場面はあるものの、笑いを狙って作られた作品ではない
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癒やし 6/10
料理と厨房の場面には和みがある。ただ宮廷の陰謀が絶えず挟まる
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感動 5/10
宮女たちの友情は丁寧。ただ主人公の成長として見ると変化に乏しい
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スリル 4/10
毒や陰謀は出てくるものの、謎解きの引きが弱く、緊張が続かない
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痛快 4/10
腕で認めさせる場面には手ごたえがある。ただ大きな逆転劇にはならない
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「この料理を、明日までに作れるか」。宮廷の料理係を束ねる部署に入ったヤオ・ズージンは、無理難題を次々に突きつけられる。明の時代、宮女が生き残る道は限られていた。腕ひとつで這い上がろうとする彼女の前に現れたのが、次の皇帝となるジュ・ジャンジーだ。身分が違いすぎる2人は、料理を通して距離を縮めていく。だが宮廷には、その食事に毒を仕込む者もいる。当時の記録をもとに再現された料理が、次々と画面に並ぶ。厨房を舞台にした、宮廷サクセスラブストーリー。

Highlights見どころ
- 『瓔珞』の2人が再び主演
シュー・カイとウー・ジンイェンが、『瓔珞』以来のコンビで主演する。制作は同じユー・ジョンのチームで、衣装や美術のスタッフも重なる。あの空気をもう一度、という期待に応える座組みになっている。 - 記録から起こした明代の料理
作中に出てくる料理は、当時の記録をもとに再現されている。監修を入れて数百年前の献立を作り直しており、見た目の華やかさだけで作っていない。食べもののドラマとして観る楽しみが用意されている。 - 牡丹奨で優秀作品に選ばれた
中国の第32回牡丹奨で優秀テレビドラマ賞を受けている。配信では1日あたりの再生数が最高1.4億回に達したと紹介された。数字と賞の両方で結果を残した作品にあたる。 - 厨房で働く女性たちの群像
主役の恋だけでなく、料理係で働く宮女たちの関係にも時間が割かれる。腕を競い、助け合い、ときに裏切る。女性同士の友情と対立が並行して描かれるので、恋愛だけを追う作品にはなっていない。
Features作品の特徴
魅力ポイント
- 料理の場面に手が抜かれていない。氷を削り、火加減を見て、器に盛るまでを丁寧に映す。当時の記録から起こした献立が並ぶので、時代劇と料理番組を同時に観ている感覚になる。夜に観るとおなかが空く種類の作品だ。
- 宮女たちの関係の描き方が良い。腕を競う相手が、次の場面では味方になる。互いの技を認め合う場面に嫌味がなく、足の引っ張り合いだけで終わらない。恋の話が止まっている間も、この部分が作品を支えている。女性同士の物語として観ても成立する。
- 画面の色づかいが華やかだ。衣装の刺繍、器の艶、料理の照りまで作り込まれている。『瓔珞』と同じチームが手がけているので、見た目の完成度は期待どおり。話の筋に乗れなくても、画を眺めているだけで時間が過ぎる。
クセのあるポイント
- 話の芯がはっきりしない。料理で身を立てる筋と、宮廷の陰謀と、恋の筋が並走したまま、どれも決め手にならない。次を観たくなる引きが弱いので、途中で手が止まりやすい。中国での評価が伸びなかった主な理由もここにある。
- 主役2人がそろうと、かえって場面の温度が下がる。互いに気持ちを抑える関係が長く続き、距離が縮まりそうで縮まらない。じれったさを楽しめる人にはいいが、恋の進展を求めると停滞に感じる。宮女たちの場面のほうが生き生きしている。
- 人物が最初から最後まで同じ調子でいる。主人公は序盤からできる人で、失敗して学ぶ過程がほとんどない。成長の物語として観ると、上がっていく手ごたえが薄い。料理の場面を楽しむ作品と割り切ると気にならなくなる。
For youこんなあなたに
- 料理が出てくる作品が好きな人
- 女性同士の関係を描く話が好きな人
- 華やかな衣装や美術を楽しみたい人
Castキャスト
About作品情報
| 原題 | 尚食 |
|---|---|
| ジャンル | ロマンス、時代劇 |
| 話数 | 40話 |
| 放送局 | 芒果TV |
| 本国放送 | 2022年2月22日 〜 2022年3月26日 |
| 国内VOD配信 | 配信済 |
| 監督・演出家 | ワン・ウェイ、バイ・ユンモー |
| 脚本家 | ジョウ・モー |
| 制作会社 | 東陽歓娯影視文化、芒果TV、知和影視 |
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