中国宮廷ドラマの完成度として屈指の出来で、スカッと系ヒロインの造形は唯一無二。しかし70話という物量は諸刃の剣で、後半の展開失速と乾隆帝のキャラクター処理の甘さが頭一つ抜け出せない弱点だ。傑作の手前に位置する優れた良作。
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胸キュン 6/10
乾隆帝との複雑な関係と傅恒の純愛が並走するが、メインは宮廷サバイバルのため恋愛の純度は高くない
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笑い 2/10
基本的にシリアスな宮廷権力闘争劇で、コメディ要素はほぼ設計されていない
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癒やし 2/10
後宮の陰謀・嫉妬・策略が渦巻く舞台設定で、癒しとは対極にある緊張感の高い作品
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感動 7/10
皇后・富察容音の悲劇、傅恒の純愛、瓔珞の成長と喪失が重なる感情的な厚みは確かにある
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スリル 8/10
後宮政治の多層的な権力構造と誰が敵か味方かわからない複雑な人間関係が知的没入感を生む
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痛快 9/10
やられたら即反撃という構造が70話一貫しており、敵役が打ち負かされるたびに強烈なカタルシスが得られる
Streaming
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Story
舞台は18世紀・清朝乾隆帝の治世。包衣(清代の家僕)の家系に生まれた魏瓔珞(呉謹言)は、宮廷で不審死を遂げた姉の死の真相を突き止めるため、持ち前の見事な刺繍の腕を活かして宮女として紫禁城に入宮する。後宮では皇后・富察容音(秦嵐)と高貴妃(譚卓)の対立が根深く、陰謀と嫉妬が渦巻く世界。持ち前の機転と不屈の意志で難局を乗り越えた瓔珞は、乾隆帝(聶遠)の目に留まり、武官・傅恒(許凱)とも運命的な絆を結ぶ。「やられたらやり返す」を体現する唯一無二のヒロインが後宮の頂点を目指しながら姉の死の真相に迫る宮廷サバイバル。iQIYIで再生数180億回超を記録した社会現象級作品。
Highlights
- やられたらすぐやり返す痛快ヒロイン
宮廷ドラマにありがちな耐え続けるヒロインとは真逆。瓔珞は相手が貴妃であろうと即座に反撃し、鮮やかな言葉と機転でねじ伏せる。70話飽きさせないテンポの最大の原動力だ。 - 70話を貫く緻密な陰謀構造
複数の妃嬪・勢力が入り乱れる後宮政治が精巧に描かれており、第1話から仕掛けられた伏線が終盤に向けて回収されていく構造的な楽しさが味わえる。70話の長さを感じさせない脚本の密度は特筆に値する。 - 清朝宮廷文化の圧倒的な美術
于正プロデュースならではのビジュアル表現力。清朝絹刺繡の紋様が際立つ衣装と重厚な宮廷セットはエンタメを超えた文化的価値を持つ。見るだけで清朝文化の奥深さが伝わってくる。 - 傅恒(シュー・カイ)の純愛軸
乾隆帝との複雑な権力関係と並行して描かれる高潔な武官・傅恒の一途な愛情が、ドラマに感動の縦軸を加える。許凱の透明感ある演技と相まって多くの視聴者の心を鷲掴みにする人気キャラ。 - 歴史的再生数が証明する社会現象
2018年にiQIYIで再生数180億回を突破した歴史的ヒット作。なぜこれほどの熱狂を生んだのか全70話を通じて体感できる。中国宮廷ドラマの入門作として、ジャンル初心者にも強く勧められる。
Features
魅力ポイント
- 70話という長編でありながら、一切の中だるみがないのが特徴である。主人公・瓔珞がやられたらすぐにやり返す展開は、終始爽快感をもたらし、宮廷ドラマにありがちな耐えるヒロイン展開とは一線を画す。中国ドラマ初心者にも入りやすい、非常に魅力的な作品となっている。
- 衣装や調度品、俳優の顔立ちに至るまで、美しい要素が随所に見られる。清朝の宮廷文化を丁寧に再現した美術は、エンターテインメントを超えた文化体験を提供しており、于正プロデュースのビジュアルへのこだわりが際立っている。
- 文句のつけどころがない完成度を誇る本作は、中国ドラマの中でも特に高い評価を受けている。女性主人公は強さと知性を兼ね備えつつ、人間的な弱さを持つという魅力的なキャラクターである。傅恒との純愛エピソードは、作品の中でも特に印象的な要素となっている。
- ジェットコースター級の展開が70話を通して続き、視聴者に先を読ませない緊張感が魅力である。感動シーンも随所に散りばめられており、涙を誘う奥行きのある物語が展開される。単なるスカッと系にとどまらず、宮廷ドラマとしての本格的な深みが感じられる作品となっている。
クセのあるポイント
- 後半は展開が鈍化し、視聴者のペースも倍速に変わる場面が見受けられる。全70話というボリュームは視聴のハードルとなり、前半の高いクオリティへの期待が後半のテンポ低下を際立たせる要因となっている。最高傑作とは言い切れない部分があり、惜しい印象を与える作品である。
- 瓔珞のやり返す姿は痛快さを醸し出す一方で、慈悲や優しさが希薄であるため、長時間の視聴には疲労感を伴う。主人公への応援よりも「すごい」という感情が優先される傾向があり、後半に進むにつれて感情的な距離が生じるという特徴がある。
- 乾隆帝の優柔不断さが際立ち、主人公に対する強い感情表現と翻弄する場面が交互に展開されるため、物語後半では感情移入が難しくなる。宮廷政治の描写は緻密であるが、ロマンスの軸においては説得力が失速していく点が大きな課題として挙げられる。
For You
- 強くてブレない女性主人公が好きな人
- 中国宮廷ドラマ入門作を探している人
- 70話の長期ドラマに挑戦したい人
- 清朝の歴史・衣装文化に興味がある人
- スカッとする復讐ドラマが見たい人
Cast
About
| 原題 | 延禧攻略 |
|---|---|
| ジャンル | 古装ドラマ |
| 話数 | 70話 |
| 放送局 | iQIYI |
| 本国放送 | 2018年7月19日 〜 2018年8月30日 |
| 日本配信 | 配信済 |
| 監督・演出家 | 恵楷棟;温徳光 |
| 脚本家 | 周末 |
| 制作会社 | 歓娯影視 |