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悪霊「客」が憑くとき、退魔の三人が動き出す

客 -ザ・ゲスト- 손 the guest

総合おすすめ度
★★★★★ ★★★★★ 3.5

OCNが得意とするケーブル発オカルトの代表格。霊能者・神父・刑事の異色トリオが憑依事件を追う構成と、映画的な恐怖演出が没入感を生む。一方でグロ描写が過剰で人を選び、刑事役の存在感の薄さや話数ごとの完成度のムラは惜しい。恋愛も笑いも排した重く暗い作りのため、韓国式エクソシズムと本格ホラーサスペンスを求める層に向く一本だ。

  • 胸キュン 2/10

    恋愛描写はほぼ無く、退魔と事件解明に全振りした構成。男女の機微を期待する作品ではない。

  • 笑い 2/10

    終始重く張り詰めたトーンで、息抜きとなる笑いの場面は意図的に排されている。

  • 癒やし 2/10

    残酷描写と陰鬱な空気が続き、癒やしや安らぎとは対極にある作風になっている。

  • 感動 5/10

    20年前の悲劇を抱えた三人の因縁と絆に見せ場はあるが、恐怖演出が主で感動は副次的。

  • スリル 7/10

    憑依事件を追う謎解きと映画的なホラー演出が、本作最大の没入装置として機能している。

  • 痛快 5/10

    退魔の対決に高揚感はあるが、陰惨な描写と重い後味でカタルシスは限定的にとどまる。

Streaming配信情報

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Storyストーリー

海の彼方から来た強力な悪霊「客(ソン)」。それは弱った人間に取り憑き、災いを呼ぶ存在だった。幼い頃に故郷の村で起きた惨劇でこの悪霊と関わったタクシー運転手ユン・ファピョンは、人ならざるものを視る力を背負って生きてきた。事件を追ううち、彼はかつて同じ悲劇に巻き込まれたカトリック神父チェ・ユン、そして真相を探る女性刑事カン・ギリョンと再び巡り会う。立場も信じるものも異なる三人は、人々を蝕む憑依事件の連鎖と、その背後に潜む宿縁に立ち向かっていく。韓国土着の巫俗と西洋のエクソシズムが交差する、重厚なオカルトサスペンスだ。

Highlights見どころ

  • 異色の退魔トリオ
    霊能者・神父・刑事が立場を超えて手を組み、人に取り憑く悪霊に挑む。能力も信条も異なる三人の化学反応が、本作を単なる怪奇ドラマから一段引き上げている。
  • 映画級のホラー演出
    OCNが培ったジャンルドラマの蓄積が活き、暗く張り詰めた映像と音響で恐怖を作り込む。テレビの枠を超えた本格的な怖さを味わえる点が大きな見どころだ。
  • 韓国式エクソシズム
    西洋の悪魔祓いと韓国の巫俗(シャーマニズム)が融合した独自の世界観。20年前の事件を軸に張り巡らされた因縁が、回を追うごとに大きな謎として立ち上がってくる。

Features作品の特徴

魅力ポイント

  • 霊能力を持つ青年、カトリックの神父、現実主義の女性刑事という異色の三人が手を組む構成が核となる。能力も信条も立場も異なる三者が、反発と協力を繰り返しながら連続する憑依事件に挑む。その緊張感ある関係性が、単なる怪奇譚に留まらない厚みを物語に与えている。
  • OCNらしい暗く湿り気のある映像と、憑依シーンの身体表現・音響設計が際立つ。安易なジャンプスケアに頼らず、じわりと迫る不穏さで見せる作りが特徴的で、テレビドラマの枠を超えた映画的な恐怖演出が、回を追うごとに緊張を高めていく。
  • キム・ドンウクとキム・ジェウクが、それまでの軽妙な役柄から振り切った重厚な役どころに挑む。憑依された人間の豹変や、信仰と現実の狭間で苦悩する神父像など、抑制と爆発を行き来する演技が作品の説得力を支えている。
  • 西洋的なエクソシズムに、韓国土着の巫俗(シャーマニズム)を掛け合わせた設定が独自性を生む。20年前の事件を起点とした因縁の構造が全体を貫き、単発の怪奇エピソードではなく一本の大きな謎として連なっていく点も印象的だ。

クセのあるポイント

  • ケーブル放送とはいえ残酷でグロテスクな描写が強く、視聴者をはっきりと選ぶ作りになっている。凄惨な場面や生理的に重いシーンが続くため、過激な描写が苦手な層は途中で視聴を断念しかねない。恐怖演出の強度が魅力である一方、間口を狭めている面は否めない。
  • 憑依状態のキャラクターの台詞が聞き取りにくく、状況を把握しづらい場面が散見される。演出意図としての不明瞭さではあるが、情報を追ううえでストレスになりやすく、展開の理解を妨げる要因として指摘されやすい部分だ。
  • 三人組の一角である女性刑事の描写が、男性二人に比べて薄く感じられる構成になっている。役割が事件の進行補助に寄りがちで、キャラクターとしての掘り下げや見せ場が不足し、トリオの中で印象が埋もれやすい。
  • 全編を通して重く暗いトーンが続き、明るさや救いを差し込む緩急に乏しい。話数ごとの完成度にもムラがあり、密度の高い回と停滞気味の回の落差も気になる。気軽に楽しむ作品ではなく、覚悟して向き合う姿勢が求められる。

For youこんなあなたに

  • オカルト・ホラー好き
  • 重厚なサスペンスを求める人
  • キム・ジェウクのファン
  • エクソシズム題材が好きな人

Castキャスト

About作品情報

原題손 the guest
ジャンルサスペンス、スリラー、ホラー・オカルト、ミステリー
話数16話
放送局OCN
本国放送2018年9月12日 〜 2018年11月1日
国内VOD配信配信済
視聴率最高4.0%
監督・演出家キム・ホンソン
脚本家クォン・ソラ
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