総合おすすめ度
ドイツ原作をベースに韓国地方都市の閉鎖性と権力構造を重ねた脚本は緻密で、伏線回収の完成度は近年の韓国クライムドラマ随一。ピョン・ヨハンの受賞演技も見もの。弱点は序盤の遅いテンポと14話というやや冗長な尺で、中盤の中だるみは否定できない。
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胸キュン 2/10
恋愛要素はほぼなし。原作もミステリーで恋愛を狙った作品ではない。
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笑い 1/10
コメディ要素は皆無。重厚なクライムスリラーでユーモアの入る余地がない。
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癒やし 2/10
陰鬱な空気が全編に満ちており、癒やしとは正反対。視聴後の疲弊感がある。
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感動 7/10
冤罪・悔恨・再起という人間の根源的テーマを扱い、最終回の感動は本物。
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スリル 9/10
「真犯人は誰か」という問いを維持しながら複数の伏線を回収する構造が歴代上位級。
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痛快 8/10
10年不当に苦しめられた主人公への最終的カタルシスが力強く、有終の美を飾る。
目次
Streaming
Story
19歳の少女2人が殺害され、泥酔していた少年コ・ジョンウが唯一の容疑者として投獄される。記憶のないまま10年の刑に服した彼は出所して故郷の地方都市「ムチョン」へ戻るが、そこで白骨遺体が発見されたことを機に、10年前の事件の再調査へと巻き込まれていく。平和に見える村の内側には嫉妬・強欲・執着が渦巻き、刑事ノ・サンチョルと並行してジョンウは真実を追い続ける。ドイツの推理小説を原作に、韓国社会の閉鎖性と権力構造を重ねた重厚なクライムスリラー。
Highlights
- 周到な伏線と鮮やかな回収
序盤から巧みに埋め込まれた伏線が中盤以降に次々と回収される構成が見事。「誰が本当の悪魔か」という問いを維持しながら、複数の登場人物の動機を丁寧に積み上げている。 - ピョン・ヨハンの生涯最高演技
2024年MBC演技大賞でベスト・アクター賞を受賞したピョン・ヨハンが、冤罪・怒り・諦め・再起を全身で表現。台詞の少ないシーンでも目だけで感情を伝える演技は際立っている。 - 閉鎖社会の腐敗を描く重厚な筆致
ドイツ原作を韓国地方都市に翻案することで、地縁・血縁・権力構造が絡み合う閉鎖社会の恐ろしさがリアルに迫る。被害者も加害者も単純な善悪では描かれず、人間の複雑さと向き合う。 - 口コミ拡散型の異例の視聴率上昇
放送初回2.8%から最終回8.8%まで視聴率が右肩上がりで上昇し続けた、近年珍しい口コミ拡散型作品。2024年MBC演技大賞5冠を獲得し、韓国国内での年間ベスト級評価を確立した。
Reviews
良かったという声
- 伏線の張り方と回収の鮮やかさが圧倒的で、2024年に見た韓国ドラマの中で一番面白かった。「本当の悪魔は誰か」という問いを14話通じて維持し続ける脚本の完成度が高く、最終回の満足感は近年最高クラスでした。
- ピョン・ヨハンの演技が圧巻の一言。冤罪で失われた10年を背負った青年の怒りと脆さを、台詞の少ない場面でも目だけで表現していて、見ているこちらまで息が詰まる思いでした。MBC演技大賞受賞は完全に納得。
- 多層的な構造が見事で、村人全員に何らかの動機があるのに「誰が犯人か」を最後まで引っ張る演出が秀逸。ドイツ原作の重厚さを韓国の地方権力構造と融合させた翻案の巧みさに、制作陣の高い実力を感じました。
悪かったという声
- 主人公が一方的に追い詰められ続けるシーンが延々と続き、見ていて胃が痛くなります。いわゆるイヤミス系のストレス描写が苦手な人には向かない作品で、後半に向かって耐えられるかどうかが視聴継続の分かれ目になります。
- テンポが遅い前半と急展開の後半のバランスがやや不均衡。14話という話数は少し長く、特に序盤は「もう少しコンパクトにできたのでは」と感じる場面もある。スリラーとして見ると中盤が若干中だるみする。
- 村人全員がなんらかの秘密や悪意を持っているという設定で、共感できるキャラクターが少ない。陰鬱な空気が全14話通じて続くため、気軽に見始めると雰囲気の重さに驚くかもしれない。苦手な人には向かない。
For You
- ミステリー伏線回収好きな人におすすめ
- ピョン・ヨハン演技派好きにおすすめ
- 冤罪×社会派クライム好きな人におすすめ
- 骨太なクライムドラマ好きにおすすめ
- 2024年ベスト韓ドラを探す人におすすめ
Cast
About
| 原題 | 백설공주에게 죽음을 - Black Out |
|---|---|
| ジャンル | クライム、サスペンス、ミステリー |
| 話数 | 14話 |
| 放送局 | MBC |
| 配信スケジュール | 全話配信済(2024年8月16日〜) |
| 視聴率 | 最高8.8% |
| 監督・演出家 | ピョン・ヨンジュ、イ・ギュマン |
| 脚本家 | ソ・ジュヨン |
| 制作会社 | レモンレイン |
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